今日はひさびさに、人と会った。
誘ってくれたのは、前の職場の同僚。 「最近、元気してる?」っていう一言がLINEに届いたとき、正直ちょっと迷った。でも、なんか外に出た方がいい気がして、“行こうか”って返信した。
待ち合わせは、駅から少し外れた小さな居酒屋。赤ちょうちんがぶら下がってて、やたらと味のある暖簾が揺れてた。
「ひとまずビールでいい?」って聞かれて、「あ、うん」って言ったけど、ほんとはレモンサワーが飲みたかった。まあ、最初は流れってあるのよね。
店内はほどよくざわざわしてて、隣の席の話がちょっと聞こえるくらい。焼き鳥の香ばしい匂いと、油の染みた木のテーブルが、なんとも言えず落ち着く。
会話は近況から始まって、仕事の話、恋愛の話、健康診断の数値、実家の親の話……他愛もないことをポツポツと。
でもその中で、ふとこんなことを言われたの。
「オネェって、がんばりすぎるからさ。もうちょっと、いい加減でもいいんじゃない?」
冗談めかしてたけど、その言葉が妙に心に残った。
──たぶん、私が“がんばってる”ように見えてるってことが、うれしかったんだと思う。
それと同時に、「いい加減でもいい」って言われたことが、ちょっとだけ救いだったのよね。
たまにこういう、“答えじゃないけど沁みる言葉”に出会えるから、人と会うって大事だなって思う。
レモンサワーは2杯目に注文して、ゆっくり飲んだ。ちゃんと美味しかった。
帰り道、少し酔った頭で夜風を受けながら、ちょっとだけ泣きたくなった。でも泣かなかった。
かわりに、コンビニでプリンを買って帰った。甘くて冷たいやつ。
お風呂に入って、髪を乾かしながら今日の会話を思い出す。
誰かの何気ない一言が、自分の心の奥をそっとノックする。
──それが“居酒屋の魔法”なのかもしれない。
また会いたいなって思えた夜は、いい夜。 今日の私は、ちょっとだけ報われた気がする。
👠「オネェのしみじみ居酒屋日記でした。たまには酔って、人としゃべって、少しだけ甘えていいのよ」
💡ちょっと補足:この記事だけじゃ物足りないアナタには、この解説記事もあるわよ!
・茶道とは
・民法とは
