昼間の暑さがまだ地面に残る夏の夕方、
町のはずれに、突然現れた“サーカスのテント”。
赤と白のストライプが夕焼けに照らされて、
まるで絵本の中みたいだったのを、今でも覚えてるの。
チケットをぎゅっと握りしめて、ドキドキしながら列に並んだわ。
中に入った瞬間──暗闇の中に広がる光と音の世界!
ピエロがくるくる回って笑わせてくれて、
ライオンがゆっくりと輪をくぐると、周りの大人たちから歓声があがった。
空中ブランコの人たちなんて、まるで風みたいだったのよ。
「落ちないで…!」って心の中で何度も叫びながら見てたっけ。
あのときの私は、小さな椅子にちょこんと座って、
ずーっと口を開けたまま、夢の中にいるみたいだったの。
ショーが終わって外に出ると、
空にはもう星がポツポツと浮かんでて、
さっきまでいたあの空間が本当にあったのか不安になるほど。
帰り道、お土産のポップコーンの匂いがかすかに残ってて、
「また来たいな…」って、小さな声でつぶやいたの。
いま思えば、あの一夜が──
私に“非日常の魔法”ってものを初めて教えてくれた気がするわ🌟
👠「オネェの“溶けかけ日記”でした🌡️💀
アンタ、現実ばかり見つめてると、心がガサガサになるわよ。
ときにはサーカスみたいな“夢の余白”が、人を柔らかくしてくれるのよ。
大人になっても、あのキラキラを忘れちゃダメ。
魔法って、思い出すだけでも効くんだから💋」