今日はちょっと気分を変えたくて、机の引き出しをガサゴソ。
出てきたのは、何年も前に買ってそのままになってた折り紙のセット。
パキッとした赤、鮮やかな青、やわらかい桃色──
色とりどりの四角い紙たちが、まるで「ようやく出番ね!」って言ってるみたいだったわ。
まずはツルから折ってみたの。
昔は何も考えずにスイスイ折れてたのに、
手が少しだけぎこちなくなってるのが、なんだか切なかった。
でも、そのぶん一折一折が丁寧になってたわ。
指先の集中が、脳内の余計なモヤモヤまで片づけてくれる感じで──ちょっと瞑想っぽいのよね。
出来上がったツルを手に取ってみると、なんとも言えない満足感。
たかが紙、されど紙よ。
「このツル、空飛ぶかも…」なんてバカな想像して、ちょっと笑ったわ。
次はカブトを折ってみた。
昔、新聞紙で巨大なカブトを作ってかぶってた頃の記憶がふわっとよみがえってきて、
“あたしにもそんな時代あったのねぇ…”って、しみじみ。
途中で鶴の羽をちょっと曲げて“飛びそうに”したり、
ハートの形にチャレンジしたり、
気づいたら小一時間もたってて、テーブルの上がちょっとした紙の博覧会みたいになってたの。
折り紙って不思議よね。
ただの紙が、指先ひとつで動物になって、花になって、想い出になる。
しかも、失敗しても何度でもやり直せるの。
紙の命は一度きりかもしれないけど、折る手の温度は何度だってこもるのよ。
最後に折ったのは、金色の紙で作った星。
「この星、誰かにあげたら喜ぶかな…」なんて、
ほんのり優しい気持ちで包まれながら、そっと本棚に飾ってみたわ。
👠「オネェの“折り紙日記”でした。たまにはスマホを置いて、指先だけで遊ぶ時間ってのも贅沢なのよ。自分のために、誰かのために、折り紙って小さな贈り物になるわね。」
💡ちょっと補足:この記事だけじゃ物足りないアナタには、この解説記事もあるわよ!