今日は本当に暑かったの。
朝からジリジリ、部屋の中にいても何かが溶けてるような気がして──もちろん、それは私の理性だったのかもしれないわね。
お昼ごろ、買い物の帰りにふらっとコンビニに寄ったのよ。
目的は麦茶だけ。でも冷凍ケースの前で、完全に足が止まったわ。
アイス…アイス…アイス……天の声かと思った。
まず1本目。
王道のバニラバー。
パキッとしたチョコに包まれたアイスが口の中でとろけて、
「生きててよかった…」って本気で思ったの。
汗と一緒に、疲れも少しずつ引いていくような錯覚。
で、帰宅してクーラーの下で横になったら、
2本目がどうしても呼んでるのよ。
今度は爽やかなソーダ味。
“口の中がプール”って、こういうことなのね。
ひんやり、すっきり、罪悪感ゼロ。
でも問題はそこからよ。
夕方、ぼんやりテレビを見ながら、
なぜかまた冷凍庫を開けてしまったの──もう反射的に。
そして3本目。
濃厚ピスタチオのジェラートバー。
これはもう、冷たい芸術。
ひと口ごとに「これは食事では？スイーツではなく、もはや体験？」なんて考え出してたわ。
…気づいたら、3本目の棒を持って黄昏てたの。
「これ、さすがにやりすぎよね…？」って。
でもね、いいのよ。今日は暑かったの。
体温と一緒に、心も少し乱れてたの。
だからアイスに頼ったって、それはもう仕方ないわけ。
明日からまた“1日1アイス”に戻せばいいじゃない。
冷凍庫、明日には在庫ゼロよ。
でも心の満足度は、氷点下から常夏へ急上昇中よ。
👠「オネェの“アイス三本日記”でした。たまには自分に甘くしてあげなさいな。夏ってだけで、生きるって大変なんだから。」
💡ちょっと補足：この記事だけじゃ物足りないアナタには、この解説記事もあるわよ！
