オネェさんのタイパdeスタディ!

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夕暮れの打ち水、静けさの中の涼しさ|日記

今日は、うだるような暑さだったわね。
午後を過ぎてもアスファルトからの照り返しがすごくて、空気までじりじりしてる感じ。
そんな中、夕方になってふと思い出したの──「そうだ、打ち水しよう」って。

 

庭にホースを引っ張ってくるのも面倒だったから、昔ながらのバケツと柄杓で、ゆっくりゆっくり水をまくのよ。
コンクリートに水が当たると、「じゅわっ」と小さな音を立てて、一瞬だけ湯気みたいなモヤが立ち上がるの。
それがなんとも言えない風情で、あたし、ひとりで「ふふっ」って笑っちゃったわ。

 

水をまいたあとの地面って、少しだけ色が濃くなって、熱をすこしだけ奪われて、空気がほんのり冷えるのよね。
風がふわっと通るたびに、「あ、さっきより涼しいかも」って気づく。
エアコンの冷たさとは違う、なんていうのかしら──“肌に馴染む涼しさ”って感じ。

 

打ち水しながら、隣の家の風鈴がチリンと鳴って、空には早めの夕焼け。
セミの声も、どこか少しトーンダウンしてて、街全体がクールダウンに入ってるような気がしたわ。

 

子どもの頃、祖母の家で同じように打ち水してたなぁって思い出したの。
「風が通りやすくなるからね」って言って、縁側の前を丁寧にまいてたっけ。
あのときの浴衣姿、麦茶の味、今でもぼんやり覚えてるわ。

 

ひとしきり水をまいたあと、玄関の段差に腰掛けて、うちわでパタパタ。
空を見上げたら、まだ少し明るい空に、星がひとつだけ光ってたの。

なんだかんだで、こういう瞬間が、夏のご褒美なのかもしれないわね。


👠「オネェの“打ち水日記”でした。エアコンじゃ味わえない涼しさってあるのよ。心まで冷やしてくれるのは、水じゃなくて、あの“間”なのかもしれないわね。」

💡ちょっと補足:この記事だけじゃ物足りないアナタには、この解説記事もあるわよ!

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