今日はなんとなく、散歩がしたくなって近所をゆっくり歩いたのよ。
いつもは通り過ぎるだけの道なのに、今日はやけに足が止まったの。
それが、あの小さな花壇。
誰が世話してるのか知らないけど、季節ごとにちゃんと植え替えられてて、今日もきれいに咲いてたのよ。
パンジー、マリーゴールド、名前を知らない白い花もあって、色とりどりにぎやかに揃ってたわ。
普段、わざわざ「花壇を見に行こう」なんて思わないけど、こうやってふと目を向けると、なんだか心が柔らかくなるのよね。
花って、主張はしないけど、確実にそこに咲いてて、空気を優しくしてくれてる気がするの。
たぶん、誰かがせっせと水をあげて、草を取って、手をかけてるのよね。
その手間は見えないけど、花はちゃんとそれに応えて咲いてる。
それがまた、じんわり沁みるのよ。
そばを通りかかった小学生の男の子たちが、
「この花、オレンジのやつ可愛いよな!」
なんて無邪気に話してるのを聞いて、つい口元が緩んじゃったわ。
結局、ベンチに腰掛けてしばらく眺めてたの。
何かを考えてるようで、実は何も考えてない時間。
こういう“ぼーっとする贅沢”って、忙しいときほど貴重なのよね。
家に帰る道すがら、心なしか背筋がスッと伸びてた気がしたわ。
花壇の花って、静かに元気をくれる不思議な存在ね。
👠「オネェの“花壇見物”日記でした。何も起きない日ほど、心はふわっと整うのよ。あんたもたまには、道端の花に声をかけてみなさいな。」
💡ちょっと補足:この記事だけじゃ物足りないアナタには、この解説記事もあるわよ!