今日は玄関のチャイムが鳴って、久しぶりに回覧板がまわってきたのよ。
今どきアプリやLINEで済ませる自治会も増えたのに、うちの町内はまだこの“手渡しスタイル”が生き残ってるの。
「これ、お願いします〜」って隣のおばあちゃんがにこっと笑いながら手渡してくれた回覧板。
分厚いクリアファイルに挟まれたA4の紙たち──防災訓練のお知らせに、町内清掃のお知らせ、健康講座の案内…。
どれも正直、特別な内容じゃないのに、なんとなく“ちゃんと暮らしてる感”が湧いてくるのよね。
パラパラと目を通して、ハンコを押して。
「次はお向かいさんね」って、サンダル履いて外に出る。
たった数歩なのに、なんだか妙に清々しいのよ。
インターホンを押して渡すと、「あら、ありがとね〜!」ってお礼を言われる。
この何気ないやりとりが、ほんのり温かいのよね。
近所づきあいって、濃すぎるのも疲れるけど、こういう“さりげなさ”は嫌いじゃないわ。
昔は正直「めんどくさいな〜」って思ってた回覧板だけど、今はちょっとした“人との確認作業”みたいで、悪くないなって思うの。
人付き合いって、こういう小さなやりとりの積み重ねで、緩やかに保たれてるのかもしれないわね。
夜、お茶を飲みながらふと思ったの。
今日も一応、社会の一員として仕事を果たしたわねって。
👠「オネェの“回覧板”日記でした。人と人の距離感って、このくらいの“ゆるいつながり”がちょうどいいのよ。義務じゃなくて、暮らしのリズムのひとつと思いなさいな。」
💡ちょっと補足:この記事だけじゃ物足りないアナタには、この解説記事もあるわよ!