今週のお題「最近捨てたもの」
この数日、ちょっとだけ部屋の片づけをしてたの。 「断捨離」と言うほどの大ごとじゃないけど、見て見ぬふりしてた引き出しの中を、そろそろ開けようかなって思って。
最初に捨てたのは、昔のレシートの束。 “家計簿につけようと思って”取っておいたはずなのに、もう数字も消えかけてて、笑っちゃった。
次に出てきたのは、学生時代のプリント。 何に使うつもりだったのかすら思い出せないけど、でもその紙を捨てるとき、ちょっとだけ胸がきゅっとなったのよね。
「これを持ってた頃の私って、どんな気持ちだったんだろう」
そんなことを考えながら、静かにゴミ袋へ。
一番悩んだのは、もう使ってないけど“高かったコスメ”。 もったいない気持ちと、実際使ってない現実の間で揺れて、でも最終的には手放すことにした。
“これがあるだけで、なんだか気が重くなる”──そういうものが、部屋の片隅にけっこうあることに気づいた。
捨てるって、ただ“物が減る”だけじゃないのね。 “自分との古い関係”をひとつひとつ解いていくような、そんな感覚。
思い切って捨てたあと、なんだか部屋がちょっと広く見えた。 そしてその広さが、不思議と心の中にも連動してて、深呼吸がしやすくなったような気がしたの。
たぶん私、ずっと“これを手放しても平気な自分”になれるのを待ってたんだろうな。
さよならを言える強さって、大げさじゃなく、大人になる一歩なのかもしれない。
👠「オネェの“捨てたもの”日記でした。物と一緒に、昔の自分もちょっとずつ手放していいのよ。空いたスペースには、きっと新しい風が入ってくるわ。」